最新のエアコンは、省エネ技術の進歩により
省エネ性能が高くなっています。
エアコンのさまざまな省エネ技術と最新の技術トレンドを紹介します。
最新のエアコンは、省エネ性能に優れ、電気代もおトク!
省エネ性能の比較
2013年の製品と2023年の省エネタイプ(多段階評価★3.0以上)を比較します。
新旧省エネ性能比較の計算について
- 冷暖房兼用・壁掛け形・冷房能力2.8kWクラス
- 期間消費電力量:2013年はJIS C 9612:2005、2023年はJIS C 9612:2013に基づいて測定された試算値です。
(地域、気象条件、使用条件などにより、値は変わります) - 2013年はクラス全体の単純平均値、2023年はクラスの省エネタイプ(多段階評価★3.0以上)の単純平均値(小数点以下四捨五入)。
出典:経済産業省 資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ(2013年冬版 / 2023年版) - 年間電気代は、期間消費電力量に電力料金目安単価*31円/kWh(税込)を乗じて算出した目安です。
*電力料金目安単価:公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会(2022年7月22日改定) - このデータは特定エアコンの消費電力量や電気代を保証するものではありません。
【お知らせ】家庭用エアコンのエネルギー消費効率の目標基準値(目標年度2027年度)が大幅に引き上げられました。
エアコンの省エネ技術と効果
エアコン機能の充実
最近のエアコンは、「快適機能」や「エコ自動機能」等により、センサーや気流制御を用いて設定温度や風量を自動で調整したり、必要なエリアのみ冷暖房することで快適かつ節電効果を得ることができます。各社エアコンの特長や機能を比較してみましょう。
インバーター運転
インバーター制御のエアコンは、すばやく冷房(暖房)したい運転開始時には最大の運転能力で、部屋が快適温度になったら必要なだけの小さな運転能力(部分負荷運転といいます)で、効率よく省エネ運転をします。
再熱除湿 熱リサイクル方式
お部屋の空気を冷却すると湿気が取れますが室温が下がることがあります。室温を下げずに除湿する機能を再熱除湿といいます。また、再熱するために室外機から排熱される一部の熱を室内側に取りいれる方式を熱リサイクル方式といい、電気ヒーターなどを使用しないので省エネ運転ができます。体感温度(身体で感じる温度)はお部屋の温度と湿度によって変わります。お部屋の温度が高くても湿度が下がっていると快適に感じられます。再熱除湿で通常の冷房設定温度より高めにしても同様な快適さが得られます。
- エアコンの機種によって、機能の有無があります。
ヒートポンプ
「室外の空気からエネルギーを吸収し、それを室内に移動させて暖房に利用する」これがヒートポンプ式エアコン(暖房)のしくみです。化石燃料を燃焼させる暖房と比べ、システムの動力源に電気を使い大気の熱を移動させるだけなので、燃料消費もCO2の排出も少なく、優れた技術といえます。ヒートポンプ式エアコンの冷房は、熱の移動を暖房とは反対のサイクルで効率的に行うシステムです。
フィルター自動清掃
フィルターが汚れるとエアコン効率が落ちて、必要以上のエネルギーを使ってしまいます。エアコンにはフィルターのお掃除機能が付いてる機器もあり、便利で手間いらずです。
エアコンの技術トレンド
空気清浄運転もできます
花粉・タバコの煙・浮遊菌などを除去する空気清浄機能・除菌機能を搭載した製品もあります。
快適機能がいっぱいです
加湿・快眠・換気・気流制御・・・
各メーカーの創意工夫が活かされています。
内部を自動でクリーニング
エアコン内部へのホコリ・カビ・菌ニオイ等の付着を抑制したり、取り除くためにさまざまなクリーン機能があります。
また、フィルターのお掃除を自動で行う機能を搭載した製品もあります。
学習機能をもった高性能機能
高性能センサーやAI(人工知能)で部屋の状況を学習し、体感温度など人の状態を見極めて快適にする製品もあります。
エリア空調機能
カメラや人感センサーにより気流をコントロールして必要なエリアを冷暖房することで節電する製品もあります。
操作性向上機能
IoTを利用してスマートフォンで外出先からの操作や運転内容の確認ができる製品もあります。