最新のテレビは、省エネ技術の進歩により
省エネ性能が高くなっています。
テレビのさまざまな省エネ技術と最新の技術トレンドを紹介します。
最近のテレビの消費電力量は?
液晶テレビと有機ELテレビの消費電力量
年間消費電力量の計算について
- 出典:経済産業省 資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ(2023年版)(「液晶4K・55インチ」と「有機ELテレビ4K・55インチ」の数値は、 それぞれ「4Kテレビ・50インチ以上」と「有機ELテレビ 4K」項目から算出した単純平均値:小数点以下四捨五入)
- 年間電気代は、期間消費電力量に電力料金目安単価*31円/kWh(税込)を乗じて算出した目安です。
*電力料金目安単価:公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会(2022年7月22日改定)
*年間消費電力量は一般家庭での1日1台あたりの平均視聴時間5.1時間を基準に 算出した数値を整数で表示しています。
テレビの省エネ技術と効果
パネルの高効率化
液晶テレビでは、LEDバックライトを採用するなどして、消費電力を削減しています。バックライトとは、液晶パネルの背面に光源として配置される照明装置のことで、テレビの消費電力の大きな部分を占めています。
LEDバックライトは蛍光管のバックライトと比べて少ない電力で駆動するうえ、点灯のオン/オフを高速に行えるため、映像シーンに応じた発光制御が行いやすいという特長があります。
明るさセンサー
テレビを見るお部屋の明るさをセンサーにより検知し、画面の明るさを自動調整し、ムダに消費する電力を低減します。
無操作電源オフ
一定の時間テレビを操作しないでいると、電源が自動的に切れます。
無信号電源オフ
テレビ放送終了後など、番組が映らない状態が続くと自動的に電源が切れます。
オフタイマー
テレビの電源を切る時間を、タイマーで指定できます。
人感センサー
テレビから離れた時やテレビの前で寝てしまった時など、画面の前の人の動きを感知して、自動的に節電することができます。
照明オフ連動機能
部屋の照明が消えると、テレビの電源が自動的に切れます。
テレビの技術トレンド
有機ELディスプレイとは
有機ELディスプレイは、ディスプレイ自体が光を発する自発光方式の表示装置で、以下のような特徴があります。
- 1画素ごとに発光の制御を行うため、発光をオフにした画素では深みのある黒を表現できる
- 発光の応答速度が速く、動きの速い映像でも滑らかな表示ができる
- 液晶ディスプレイのようなバックライトが不要なので、薄くて軽いディスプレイが実現できる
- 構造図は説明のために簡略化したものです。
キメ細やかで迫力ある表現力(4K・8Kについて)
フルハイビジョンに比べて4Kは4倍の画素(3840x2160画素)、8Kは16倍の画素(7680×4320画素)を持つことで、キメ細やかでよりリアルな映像表現で、お楽しみいただけます。スポーツ番組であれば従来は分かりにくかった選手の表情も分かります。風景では遠くまでクリアで奥行きのある映像で臨場感が伝わってきます。
広い色域
放送規格上、従来よりも色域が広がったことで、表現できる色数がとても増えました。より自然で鮮やかに、より精微で深いリアルな4K・8K放送の映像をご体験ください。
HDR信号への対応
HDR(ハイダイナミックレンジ)とは、映像が本来持っている明るさや色、コントラストを表現できる技術です。4Kテレビの新たな魅力として一躍話題になっています。
マルチチャンネル音響
4K放送では、映像の各シーンにマッチした臨場感を味わえる5.1チャンネルサラウンドを、8K放送ではさらに22.2チャンネルのマルチチャンネルサラウンドを楽しむことができます。これより全方向から音を再現することで、大画面の超高精細映像とともに、まさにその場にいるかのような臨場感や迫力を体験することができます。
4K・8Kロードマップ
2020年3月時点
さまざまな機能
インターネットに接続することで、音声による操作や検索ができたり、番組のおすすめ機能の利用やお気に入りの動画配信サービスが楽しめたりするなど、テレビによってはさまざまな機能に対応しています。