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地球温暖化と対策

地球温暖化の原因としくみ

地球環境に重大な影響をもたらす地球温暖化は、
どんなしくみで起こるのでしょうか?

深刻な問題となっている地球温暖化。
地球温暖化は温室効果ガスの増加が原因で起こり、主な成分はCO2(二酸化炭素)です。
ここでは地球温暖化のしくみをみてみましょう。

地球温暖化はこうして起きる

地球温暖化は、宇宙に逃げていくはずだった赤外線の多くが熱として大気にたまってしまい、再び戻ってきて地球の表面を暖めることによって起きています。

地球温暖化のしくみ

大気中のCO2などの温室効果ガスが増えると温室効果が強まり、地球の表面の気温が高くなります。

地球温暖化のしくみイラスト。CO2が少なかったころは熱が宇宙に放出され適温に保たれる。CO2が増えて温室効果が強くなり気温が上昇。

増加し続けるCO2(二酸化炭素)濃度

温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の観測では、2016年以降もCO2濃度の増加傾向が見られます。

温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」が観測した世界のCO2の濃度
いぶき観測データCO2濃度の画像。2016年3月/2020年3月/2024年3月
Copyright:JAXA/NIES/MOE

二酸化炭素濃度の経年変化

温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)の解析による2022年の世界のCO2平均濃度は、前年と比べて2.2ppm増えて417.9ppmとなっています。
工業化以前(1750年)の平均的な値とされる約278ppmと比べて、50%増加しています。

気象庁の観測点における二酸化炭素濃度及び年増加量の経年変化
気象庁の観測点における二酸化炭素濃度及び年増加量の経年変化
出典:気象庁ウェブサイト 大気中二酸化炭素濃度

上昇し続ける世界平均気温

CO2濃度の上昇に伴い、2011年~2020年の世界の平均気温は、1850年~1900年よりも1.09℃上昇しています。
特に、海洋上(0.88℃)よりも陸上(1.59℃)で大きく上昇しました。

世界平均気温(年平均)の変化
世界平均気温の偏差を表すグラフ。1850年~1900年の間に1.09℃上昇
出典:IPCC第6次評価報告書WG1 図SPM.1(b)
1850-1900年を基準とした世界平均気温
世界平均気温の偏差を表すグラフ。気温は海洋上より陸上でより速く上昇してきている
出典:IPCC第6次評価報告書WG1 図2.11(c)

温暖化が進む地球のために、わたしたちにできることはあるでしょうか

地球温暖化の原因となっているCO2を削減するために、家庭で使うエネルギーの削減が求められています。
わたしたちが暮らしの中で地球温暖化の防止(CO2の排出低減)に協力できることは、一人ひとりがエネルギー使用の無駄を見直して、無理なく節電に取り組むことなのです。

おうちでもできる 温暖化対策とは?

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