下ごしらえに電子レンジを上手に利用することで
調理時間を短縮、省エネにつながります。
電子レンジを使ったスマート調理とは?
調理をする際に、下ごしらえに電子レンジを上手に利用することで調理時間が節約でき、また野菜などを茹でると、短時間でしかも野菜のビタミンの残存率も高く、栄養的にもおススメの調理が出来ます。 このような調理方法を「スマート調理」と名づけました。
旬の食材、地産地消はエコにつながります
野菜や果物のハウス栽培は、露地栽培に比べて多くのエネルギーが使われるため、旬の食材を購入した方がハウス栽培ものよりも栄養価が高いだけでなく省エネになるのです。また、食材の産地が購入場所から近いほど、輸送に必要なエネルギーは少なくて済みます。輸送距離が短いのでその分鮮度もよく、輸送時に排出されるCO2の削減に貢献できます。 このような「地元で生産されたものを地元で消費する」ことを地産地消といいます。
スマート調理について
電子レンジを使って野菜を茹でると、短い時間で、しかも野菜のビタミンの残存率も高く、栄養的にもおススメです。
葉菜(ほうれん草、キャベツ)の場合
100gあたりレンジで約1分※加熱が目安。ほうれん草(150g:1分30秒加熱)を電子レンジで茹でた場合、ビタミンC残存率は93%
果菜(ブロッコリー、カボチャ)の場合
100gあたりレンジで約1分30秒※加熱が目安。冷凍かぼちゃ(225g:4分40秒加熱)を電子レンジで茹でた場合、ビタミンC残存率は92%
根菜(ジャガイモ、里芋)の場合
100gあたりレンジで約2分※加熱が目安。じゃがいも(230g:4分20秒加熱)を電子レンジで茹でた場合、ビタミンC残存率は75%
- レンジ500W出力の加熱時間が目安です。
- ECCJ 省エネルギーセンター 家庭の省エネ大辞典
電子レンジの加熱時間の目安について
このページでは、500Wの電子レンジでの加熱時間を規準にしています。
ご自宅でお使いの電子レンジのワット数を確認の上、600Wなら0.8倍、700Wなら0.5倍、400Wなら1.2倍にして時間を調節してください。また、実際の加熱時間は季節による食品の水分量や室温、電子レンジの機種によって変わります。加熱時間は短めに設定して、庫内の様子を見ながら追加・調整していくのがポイントです。
電子レンジのラップのかけ方について
野菜をゆでるなど下ごしらえに電子レンジをつかうときは、水分を逃さないように、ラップを直接かけます。カレーやシチュー、煮物などを器にいれて加熱する際は、高熱になって吹きこぼれなどを防ぐために、ふんわりと余裕をもたせてラップをかけるようにしてください。
レンジ加熱をしてはいけない食品
卵は電子レンジで加熱しないでください。(卵調理用器具を使用してのゆで卵や目玉焼きもしないでください。)破裂による飛び散りや衝撃による庫内底面やヒーター割れなどでケガややけどのおそれがあります。くりやぎんなん等も殻付きのまま加熱しないでください。殻が破裂します。